9B-8 コンピュータを活用した授業の創造 |
シミュレ−ションは、コンピュ−タのグラフィク機能を使い、動的で視覚的に理解しやすい形で画面に提示することができる。
また、導入の段階で、学習者の興味を喚起するのに最適と言えるし、また単元のまとめの段階では課題学習として発展させることもできる。
しかしながら、教材ソフトは大変高価であり、使ってみなければ良い物であるかどうかわからないし、プログラムの改良もできないという問題点を持っている。そこで、生徒に学習意欲を高めさせるためにも、自作ソフトを作ろうとした。
(1)基本的な考え方
コンピュ−タの機能を適切に使い、コンピュ−タでなければできないこと頭において作ろうとした。つまり、ソフト開発上のコンセプトとして、動きがあり視覚に訴えるもの、高速計算機能を持たせる、生徒一人一人に操作させるために入力が簡単なものなどを考えている。
A考察
生徒に相関関係にある関係にあるものを考えさせ、その中の一つとして生徒の身長と足の大きさの関係を調べてみた。相関図だけでは、相関関係があるかどうか分かりにくいデータでも、r検定の方法で画面表示することによって理解を深めさせることができた。また、データをヒストグラムで表示することで、全体に対する生徒一人一人の位置が分かり興味を持たせることができた。
A考察
実験のデータ解析の後、PC-SCAIを用いた、関数の復習コースウェアを取り組ませた。学習履歴はリアルタイムで回収され、個に応じた指導ができる。単元のまとめの段階で、コンピュータの活用は課題学習につなげることができ有効である。