アクセント表記についての注意事項
『但馬方言辞典』の見出しには、それぞれアクセントが表記されています。
例:「い’と」(船着場)高低−起伏式頭高型
「ひだる’い」(空腹な)低高高低/高高高低/低低高低−起伏式中高型
「まい’げ」(眉毛)低高低/高高低−起伏式中高型
「むかぜ’」(ムカデ)低高高/高高高/低低高 (次に助詞が付くと助詞は低になる)−起伏式尾高型
「やいと」(お灸)低高高/高高高−平板式
しかし、これられは私が使用者から確認したアクセント、または但馬地方の代表的なアクセントとしてあげたものの1例です。
いろいろな人と会話をしたり、観察していると、語彙によってはそれら以外にも多様なアクセントが見られます。よって、本辞典に掲載されているアクセントは、1例として考えてください。地域差や年代差により、他のアクセントも存在することがあり得ます。