余部鉄橋 兵庫県城崎郡香住町余部 2000年 本人の撮影
高さ41メートル、長さ309メートルを誇る、余部鉄橋です。明治45年(1912年)に完成されました。この鉄橋は、トレッスル式鉄橋と呼ばれる建築様式で、当時、鉄道院技師古川晴一氏などにより、米国人技師の意見などを取り入れながら設計されました。資材はアメリカから輸送されたとのことです。
完成された当初は、東洋一の鉄橋でした。現在でもトレッスル式鉄橋としては日本一の規模です。
忘れてはならないのは、工事中に2人の方が転落死されたことと、昭和61年(1986年)12月28日の列車転落事故で6人の方が亡くなられたことです。亡くなられた方々のご冥福をお祈りします。
2000年 本人の撮影
余部鉄橋を走る列車です。このように、現在では毎日、当たり前のように列車が走っているのですが、山陰本線を開通させるにあたっては、当時最大の難所であったそうです。
2000年 本人の撮影
余部鉄橋を真下から見上げた眺めです。鉄橋の大きさがあらためて実感されます。