カードゲーム
−枚数のチェック法−
兵庫県豊岡市
谷口 裕
言語活動の1つのタイプに、各個人によるカードの奪い合いがある。よりたくさんのカードを手に入れる活動である。活動終了時、各個人が何枚のカードを持っているかをチェック方法である。
次の指示は、英国人女性ALTがカードゲームの終了時に出したものである。
まず、ゲームが終了したことを確認するため、次の指示を出す。
<指示1>
Everyone, sit down.
全員着席したことを確認し、次の指示を出す。
<指示2>
Everyone, stand up.
全員立ち上がる。
<指示3>
How many cards have you got?
If you have 0, sit down.
If you have 1, sit down.
If you have 2, sit down.
If you have 3, sit down.
このようにして、順次着席させる。
最後に一番多くカードを持った生徒が残る。
一目瞭然でチャンピオンが確認できる。
<備 考>
ゲーム終了 → 全員着席 → 全員起立 → 順次着席
大変メリハリがある。また、活動結果が容易に確認できる。
ゲームをすると和やかではあるが、ざわつくこともある。
しかし、上記のような指示にしたがうことにより、生徒たちの気持ちの切り替えがスムーズに行える。ある種のキリッとした空気が教室にできる。
ALTによると、子どもの頃、このようにして指導されていたとのこと。TTの中で、私は彼女から有益な指導法を教わった。