コミュニケーション活動の時間設定
兵庫県豊岡市
谷口 裕
 私自身の反省でもある。コミュニケーション活動を実施するさい、事前に時間設定もせず、盛り上がるとついつい時間を長くしてしまうことがある。

 コミュニケーション活動を行うさい、最初に時間設定をせず、生徒たちの活動状況を見ながら活動を終えることがある。それ自体間違ったことではないと思う。
 しかし、年間を通じた長い目で見れば、活動開始前に活動時間を宣言してやったほうが、生徒たちは毎回目的意識をを持って活動できているように思う。
 活動の開始に次のように宣言する。
 活動時間は5分間です。
 ワークシートにインタビュー欄等が多く、英語の苦手な生徒たちにとって負担になりそうな活動の場合、次のように宣言をし、目的意識を持たせる。
 目標は3人以上です。
 時間設定については、先行実践のある活動であればそれを参考にすればよい。しかし、自分の授業(活動の目的を含む)や学級の実態等を考慮に入れて設定すべきであろう。ゲーム的な楽しさがある活動では、その楽しさの余韻を残すくらいの時間設定が適切であると思う。それがこれからの「やる気」につながる。また、長続きのポイントでもある。
 時間設定が適切にできることも教師の授業マネージメントの力であろう。

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