英語版ババ抜き-"Go Fish!"
兵庫県豊岡市
谷口 裕
トランプ遊びの定番、ババ抜きを英語授業で活用したものである。私はこの活動を英語教育達人セミナーのワークショップで教わり、トランプを使って、また動物の絵カードを使って、1年生の選択英語の時間で追試してみた。
<ターゲットセンテンス>
Do you have 〜?
Yes, I do. / No, I don't.
<準備物>
トランプ、または動物などの絵カード・・・数セット(班の数)
<やり方>
- 5人から6人のグループにする。
- 班長等が1人にカードを7枚ずつ配る。残ったカードはグループの真ん中に積んでおく。
- 各自が同じ数字(同じ動物)の組み合わせを裏返して出す。(ババ抜きと同じ。)
- 最初のプレーヤーは"Do you have "3"?などと質問する。
- 質問された相手は、もし"3"のカードを持っていてば、"Yes, I do."といってそのカードを渡す。
- もし、"3"のカードを持っていなければ、"No, I don't. Go Fish!"といって、相手に積んであるカードから1枚取らせる。
- このように続けて、自分の手持ちのカードがはやくなくなったものから勝ちとする。
<動物の絵カード>
動物の絵カードとして、次のものを準備した。なお、瀧沢広人著「英語授業面白ゲーム集」(明治図書)の中のファックス利用可の絵を使用させていただいた。
frog、monkey、pig、dog、snake、cat、tiger、rabbit、cow、butterfly、chicken、fish
<活動をやってみて>
トランプは100円ショップで5セット購入した。100円ショップには授業に利用できるものが豊富にある。
生徒たちにとってルールに馴染みがあり、説明はあまり必要なかった。
絵カードにいろいろなものを入れると、生徒たちの語彙が増えるであろう。
トランプでこの活動を行ったとき、カードの裏面に鳥の絵がついていたため、途中から生徒たちは"Go Bird!"というようになった。生徒たちの独創性が感じられた。