Human Bingo --- Do you like A or B?

 兵庫県豊岡市
 谷口 裕

 選択疑問文 "A or B"の導入後、その活動としてHuman Bingo を行った。以下の指導はALTとのティーム・ティーチングである。
<準備物>
 ワークシート(生徒人数分)
ワークシート←クリック

 まず、ワークシートを配布する。ワークシートには既習でない語彙も含んでいるため、最初それらの語彙の意味の確認と、口頭練習を行う。ゲーム的要素を含む活動は、語彙を増やすよい機会である。
<指示1>
 ワークシートを見てください。それぞれのマスの中に斜線が入っています。その上と下に書いてあるもので、自分の好きな方をマルで囲んでください。
 生徒たちは自分の好きな方を真剣に考える。これまでに同じような活動をして、「どっちも嫌い」、「両方とも好きで決められない」などの声を何度も聞いた。今回もそのような声が出ると予想し、次のように付け加えをしておいた。
 「迷うものもあると思いますが、必ず2つのうちのどちらかを選んでください。」
 これだけで、以前よりスムーズに行えた。そして、活動の説明にはいる。ALTとデモンストレーションをしなからの説明である。
<説明1>
 教室の中を歩きまわり、だれかとジャンケンをします。勝った方がワークシートを見ながら次のように質問をします。
 ALTとジャンケンをする。私が勝った。"Do you like music or PE?" ALTが"Yes, I do."と答えた。

<説明2>
 ジャンケンをした相手と自分が同じものをマルで囲んでいたら、下のカッコにお互いにサインをしてください。
<説明3>
 サインが縦、横、斜めのいずれか2列がそろったら、"Bingo!"といって、ALTのA先生のところへ行ってチェックを受けてください。
<指示2>
 Stand up, please. Ready go!
 最初の生徒が2列そろうまで、約5分を要した。予想していたより時間がかかった。そのため、最初は5分間で終了しようと考えていたが、7分程度この活動を継続した。早くできた生徒には、「全部埋めるまで続けてください。」と指示を出した。活動に飽きることもなく、時間終了まで全員続けていた。
<活動の反省>
 ワークシートは文字のみであるが、絵を描いておく方が生徒たちは視覚を頼りにするため、よりよい活動であったと思う。
 あくまでもこの活動は授業全体の一部である。2列のBINGOにするのではなく1列のBINGOとし、5分間で活動をうち切る方が、授業全体がよりリズミカルでテンポがよかったと思う。 
 
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