Is this _ ? の導入場面(文法的)

  
 犬とも猫ともとれる手がきの絵を黒板に掲示する。生徒たちは、「犬?」、「猫?」、「イタチ?」など笑いながらいろいろ出てくる。「実は、これは僕のペットなんだ」といって次の指示を出す。
<指示1>
 復習をします。今から言う日本語を英語になおしてください。
 「これは犬です。」 
 1分ほどして、できた生徒は挙手をさせる。一名選んで、その英文を板書させる。
板書
 This is a dog..  
 簡単に、答えを確認する。また、英文を書くきまり(大文字、小文字、スペース、ピリオドなど)も簡単に確認する。
 
<発問1>
 この文を質問の文に変えてみます。今からその質問の文を言いますから、元の文と比べてどんな変化があるか聞き取ってください。ポイントは2つです。
 Is this a dog?(3回くり返す)
(板書を指さしながら)This is a dog.
 Is this a dog? 
 文末の上げ調子を大げさに言う。

<発問2>
 どんな変化があったでしょうか。 
 「最後があがっている。」、「thisとisが逆になっている。」などの答えがあちこちから聞こえてくる。
板書
 This is  a dog. 普通の文
 Is  this a dog? 質問の文  
<説明1>
 1つめのポイントは、thisとisが入れ代わっていることです。2つめのポイントは、文の最後が上げ調子になっていることです。 
 板書した英文(Iの大文字、tの小文字を確認する)を口頭練習をする。
 
<発問3>
 「はい、そうです。」と答えるとします。「はい」というのは英語で何というのでしたか。 
 一斉に"Yes"と返ってくる。

<説明2>
 Yes, it is. と答えます。 
 口頭練習をする。

板書
 Yes, it is. 
<発問4>
 「いいえ、違います。」と答えるとします。「いいえ」というのは英語で何というのでしたか。 
 一斉に"No"と返ってくる。

<説明3>
 No, it's not. と答えます。 
 口頭練習をする。

板書
 No, it's not. 

 この後一通り口頭練習をし、板書写しに入る。

ポイント
 文法説明的な導入ではあるが、音声は重視する。絵を用いることによって、文字だけではなく、視覚に訴えることも取り入れる。

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