テンポよく演習問題の答え合わせ


 授業をするにあたって大切な条件の一つに、「テンポがよい」ということがあげられる。私はワークブックやプリントなどの演習問題を解答するとき、ALTとのTTにおいて次のような展開で行っている。生徒たちにとって緊張感があり、かつテンポもよい。

@ ALTがすべて英語で解答の指示を出し、生徒を指名する。
A JTEが解答を板書する。必要に応じて、ALTに待つ指示を出し、日本語で説明を加える。

<授業の実際> 
<指示1>
 Open your workbooks to page 27. Are you ready?
 O.K. From the section 1. Number 1. Who's got the answer? Raise your hands. A-kun, go ahead.
 
 このように授業をすすめ、解答を私が板書していく。この時、生徒の反応を見逃さないようにしておく。反応により、ALTに待つ指示を与える。ALTも生徒の反応を見ているが、この役割はやはりJTEであると思う。

 間違った答えを言った生徒に対しては次のようにすすめていく。

<指示2>
 Oh, close! I'll give you a hint.
 Anyone else?

 問題によっては、黒板に解答を書かせるものもある。

<指示3>
 Number 3. Please come to the blackboard and write down your answers. Any volunteers?



 演習問題の答え合わせのやり方としては、それほど工夫のある手法とはいえない。しかし、必要なとき以外はALTがすべて英語で指示を出すことにより、生徒たちに適度な緊張感が与えられ、集中できる。また、JTEが演習問題に対して生徒がどのくらいできているのか把握しやすい。(このことは、TTにおけるJTEとALTの役割として大切なことだと思う。TTにはそれぞれの役割がある。)
 この2点において意味のあることだと思う。


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