神子畑鋳鉄橋 兵庫県朝来郡朝来町

2001年4月 本人の撮影
 兵庫県中部、朝来町にある重要文化財「神子畑(みこばた)鋳鉄橋」です。明治時代に造られた橋で、鉄橋としては日本で3番目に古く、鋳物でできた鉄橋としては最古だそうです。アーチ型が大変美しく芸術的です。

 かつて、ここから北西の山向こうにある養父郡大屋町の明延(あけのべ)鉱山から鉱石が採掘されました。それらは、この橋のそばにある神子畑選鉱所でより分けらていました。さらにそれらは、そこから南東へ約16qのところにある生野精錬所へ運搬されたのですが、その運搬経路の途中に架けられたのがこの橋です。

2001年4月 本人の撮影

 橋が架けられた当初は、人の手や馬車によって鉱石が運搬されたそうです。その後、鉄道馬車やトロッコが走るためレールが敷かれたそうです。現在では、レールは取り除かれています。

2001年4月 本人の撮影

 この角度から橋を眺めると、人々が汗水流して生き生きと一生懸命に鉱石を運搬されている姿が浮かんできます。



 この橋は、朝来町内の国道312号線から国道429号線に入り、西へ数q行ったところにあります。 

Back