水別れ(みわかれ)−日本一低い中央分水界 兵庫県氷上郡氷上町

 日本本土に降り注いだ雨は、高い山々の尾根から、一方は日本海へ、もう一方は太平洋へと流れて行きます。その境界となる地点を「中央分水界」と呼びます。中央分水界の多くは、高い山々の尾根にあります。
 「水別れ」は日本一低い中央分水界で、標高100メートル足らずの地にあります。左の写真はそこを流れる「高谷川」です。中央分水界のすぐそばです。この付近には多くの住宅地や商店街があります。また、JR福知山線が走っていて、その「石生駅」もあります。まさに、平地の中にあります。
2001年8月 本人の撮影

 左の写真が中央分水界です。ここを起点に日本海へ約70q、瀬戸内海へ約70qとなっています。
 ここに降り注いだ雨は、由良川を経由して日本海へ、加古川を経由して瀬戸内海へと流れます。


 水別れは「水別れ公園」として整備されています。公園内には、資料館、広場や人工の滝、また、氷上町指定の文化財「いそべ神社」があります。
2001年8月 本人の撮影
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