"My name is ..."のポイント
兵庫県豊岡市
谷口 裕
今から1年半ほど前のことである。私はある著名な外国人英会話講師による講演会に出席していた。そんな中で、私は聴衆の代表として彼からのインタビューを受けた。次のようなやりとりであった。
講師:では、会場の中の人に尋ねてみましょう。
(私にマイクがむけられた。)
講師: May I have you name, please?
私: My name is Yutaka Taniguchi.
(講師はにこにことしながら会場全体に目をやりながら。)
講師: 今の、上手だと思ったでしょう。下手くそ!
(会場に笑いが起こった。)
講師: "My name is"も"名前"も同じスピードで速く言っていました。
"My name is"はいいけど、"名前"はゆっくりと言わなくちゃ相手にわかりませんよ。
(私にむかって。)
もう一度同じことを言いますので、答えてください。
"May I have your name, please?"
私: My name is Yutaka Taniguchi.
(今回は"Yutaka Taniguchi"をゆっくりと丁寧に言った。)
講師: 上手になりましたねえ!Thank you!
このことで私は自己紹介における大切なポイントを学んだ。
自分の名前はゆっくりと言う。
この経験以来、1年生の授業開きにおける自己紹介、英検2次試験の面接指導などで、このことを大切な指導のポイントとしている。