竹田城跡 兵庫県朝来郡和田山町竹田

 標高353メートルの山頂に、南北400メートル、東西100メートルの規模で位置していた竹田城、別名虎臥城(とらふすじょう)の城跡です。

 ここにあった竹田城は、嘉吉年間(1441-43)に、守護大名山名持豊(宗全)が有力家臣の太田垣氏に築かせたものです。当時は小さな砦(とりで)のようなものにすぎなかったようです。現在のような壮大な石積みの城郭になったのは、今から約400年前の1600年頃だそうです。

 現在、建造物は全くなく、城郭が残っているだけですが、それを目にするだけで400年前が思い浮かびます。

 それにしても、現在のようなクレーンやブルドーザーのない何百年も昔に、よくもこんな城郭を築けたものだなあ、とあらためて人間の知恵と力の偉大さを実感させられます。当時の労働者や建築家の方々の苦労も目に浮かんできます。(やっぱり、人間ってすごい!怠けたらあかん!)

 ハイキングコースとして、城跡まで登ることができるように整備されています。ご家族そろって休日に行かれるとよいでしょう。城跡からは、円山川沿いの朝来郡内のあちらこちらが見下ろせます。とても気持ちがいいです!

 場所は国道312号線を姫路方面から北へ走り、和田山町に入ってしばらくすると、左手に見えます。標識を頼りにされたらよいです。
 先日、播但連絡道路が和田山町まで開通しましたので、それを利用されて和田山インターチェンジで降りると便利かと思います。
 車の運転には注意をしてください!
 公共の交通機関では、JR播但線を利用して、竹田駅で下車してください。

一番上から見下ろした眺め
側面からから城郭を見たところ


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