Ticktacktoe−英語を使って三目並べ

兵庫県豊岡市
谷口 裕

 日本でポピュラーな遊びのひとつに「五目並べ」がある。英語圏にもそれと同じ類の遊びである、三目並べの"ticktacktoe"(イギリス英語では"noughts and crosses")というものがある。その遊びをALTの提案のもとで"I can"と"I cannot"の活動に利用した。


ワークシート

 I can / I cannot

Ticktacktoe

○⇒"I can ___."
×⇒"I cannot ___."

speak

English

play

the guitar

play

volleyball

cook

swim

play

basketball

ski

skate

ride

a bike



<活動の流れ>

1 デモンストレーションを見て活動を理解する。

2 ペアをつくる。
  (座席の隣の人、座席の前後の人で指定した。)

3 ○の役、×の役を決める。
  (迷っているペアにはジャンケンで勝ったほうを○と助言してやった。)

4 活動を行う。

<デモンストレーション>

 ALTのリードのもとにデモンストレーションを行った。

I'm "○". Mr. Taniguchi is "×".

 黒板に3×3のマスをかき、"I can swim."で○、"I cannot cook."で×、とい具合に私とALTで交互に行った。一列並んだところで、勝敗のようすを示した。

 活動を理解するのに、2クラス中1クラスはデモンストレーションを2度必要としたが、もう1クラスは1度のデモンストレーションで十分理解していた。

<留意点>

 インタビュー等の活動では「実際の自分のことで答える」ように指導している。しかしこの活動の場合は、実際に自分のできる"can"とできない"cannot"だけでは成り立たなくなる。そこで、自分のできることとできないこととは関係なく"can"と"cannot"を使う、という条件を前もって指示する必要があった。実際、期間巡視をしていて迷っている生徒が見られた。

 活動時間は、説明も含めて10分程度で終わった。活動自体にはあまり時間がかからないため、ワークシートを2枚用意し(別のもの)、役割を入れかえて第2回戦を行うのもよいかと思う。


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