我が家の地震対策は?
9月1日は防災の日です。関東大震災(1923年)を風化しない様、
9月初めに防災訓練が行なわれると思いますが、日ごろ忘れがちな
災害(特に地震)への対応について、過去に災害のあった日を期に
点検してはどうでしょうか?
私たち日本人にとって、

地震
は「いつか必ず降りかかる災害」と言えます。
過去の大規模でよく知られた地震
名称 規模
1923年   関東大震災 マグニチュード7.9
1925年   北但馬地震 マグニチュード7.0
1927年   北丹後地震 マグニチュード7.3
1943年   鳥取地震 マグニチュード7.2
1948年   福井地震 マグニチュード7.1
1995年   阪神大震災 マグニチュード7.2


マグニチュードと震度の説明

マグニチュード:地震そのものの規模を表すもの
   震度   :ある特定の場所の地震動の強さを階級に分けて表示するもの


気象庁震度階級
人体に感じないで、震度計に記録される程度
静止している人や、特に地震に注意深い人だけが感じる程度
大勢の人が感じ、戸障子がわずかに動くのがわかる程度
戸障子がガタガタと鳴動し電灯のような吊り下げのものは相当
ゆれ、器内の水面の動くのがわかる程度
家屋の動揺が激しく、座りの悪い花瓶などは倒れ、器内の水は
溢れ出る。歩いている人にも感じられ、多くの人々は戸外に飛
び出す程度
5弱 多くの人が身の安全を図ろうとする。棚にある食器類、書棚の
本が落ちることがある。窓ガラスが割れて落ちることがある
5強 非常な恐怖を感じる。テレビが台から落ちることがあり、家具が
倒れることがある。補強されていないブロック塀の多くが崩れ、
一部の自動販売機が倒れることがある。
6弱 かなりの建物で、壁のタイルや窓ガラスが破損落下する。
耐震性の低い木造建物では倒壊するものもあり、耐震性の低い
鉄筋コンクリート造の建物でも壁や柱が破損する。
6強 固定のない家具のほとんどが移動、転倒する。多くの建物で、
壁のタイルや窓ガラスが破損、落下する。耐震性の低い鉄筋
コンクリート造の建物では倒壊するものがある。
ほとんどの家具が大きく移動したり、転倒する。耐震性の高い
建物でも、傾いたり、大きく破壊するものがある。
広い地域で電気、ガス、水道の供給が停止する。


地震対策

まず、建物に対して耐震上、どの程度まで耐えられるのか点検することが
望ましいです。これは、専門家に依頼してください。


このHPでも、丈夫な家づくりのコーナーで紹介しています。
  A:既存建物については、耐震診断をすることについて
  B:新しく住まいをつくる時のポイント
                              
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家の中の危険をなくす方法は?

震度5以上になると、ほとんどの家具が倒れて、とても危険な状態になります。
地震時には何が凶器になるかわかりませんので、被害を最小限にくい止める
ためには、家庭での危険防止策は念入りにしておきましょう。
  
例えば
   ・食器棚などのガラスには、ガラス飛散防止フィルムを張っておく。
   ・家具は、止メ金や大型家具転倒防止器具などで固定しておく。
   ・睡眠中に地震があっても危険がないように、寝室には落下物がない
    ようにする。
などがあります。
                                                 
地震発生時の対処方法について考えておくことも大切です。

   @身の安全を確保する。
   A出火を防ぐ
   B正しい情報をつかむ
   C避難のタイミング