町の宣言

きれいな町 宣言 (昭和39年6月30日)

わが町は、稀にみる雄大な海水浴場や緑豊かな山河など自然の美に恵まれ、昭和38年7月山陰海岸国立公園の指定を受け、観光地、保養地として、広く世の脚光を浴びるに至った。このとき、お互いに自然の美を保護し、高め、観光と保養のために訪れる人々の真の憩いの地とするとともに併せて、環境の整備をはかり、住民の健康を守ることが必要である。よって、久美浜町は議会の決議をもってきれいな町宣言を行い、住民の総力を結集して、きれいな町をつくるため、全力を傾注せんとするものである。

人権擁護のまち 宣言 (昭和50年9月29日)

社会は、個人の尊厳と両性の平等を基礎とする人の和で成り立ち、和は各自の自覚とたゆまぬ努力によって培われるべきものである。しかるに、近年の産業経済の急速な発展は、物質的な飛躍的向上をもたらしたが、反面急激な社会の、あるいは、家庭生活の変化をもひきおこし、その結果、人間疎外、社会意識の稀薄など精神面において由々しい事態が生じつつあること、誠に寒心にたえないところである。このたび、当久美浜町は「人権モデル地区」として、法務省からその指定を受けたことを契機として、人権意識の高揚をはかり、すべての住民の基本的人権が尊重される民主的で自由な地域社会を建設するため、ここに人権擁護のまち宣言をなし、全町民の総力を結集し、平和で明るい民主社会を実現するために、なお一層の努力を傾注せんとするものである。

より高い健康をめざす町 (昭和59年3月27日)

人口の高齢化に伴い、総合的な健康づくりをめざした「国民健康づくり運動」の推進が叫ばれている。このため、従来にもました自主的な健康づくりを基本とし、医療、保健、福祉サービスの連携を強化していく必要が一層強くなってきている。久美浜町では、とりわけ成人病対策を中心として、健康増進から予防、治療、リハビリテーションに至るまでの条件整備を行った。これにより、妊婦、乳幼児から老人に至るまでの生涯を通じた健康づくり事業を積極的に展開し、明るく活気に満ちた社会を築かなければならない。よって、久美浜町は、議会の議決を持ってより高い健康をめざす町宣言を行い、その目的達成のため町民の総力を結集し邁進せんとするものである。

交通安全の町 宣言 (昭和60年3月26日)

われわれ久美浜町民は、交通道徳を重んじ、、車の運転に際しては、安全運転5則を遵守し、交通事故から尊い人命を守り、安全で住みよい町づくりに努力する。そのため、久美浜町を交通安全の町として宣言する。  
交通安全5則
  1 安全速度を必ず守る。
  2 カーブ、交差点では、必ず安全を確かめる。
  3 飲酒運転は、絶対しない。
  4 シートベルト、ヘルメットを必ず着装する。
  5 一時停止で横断歩行者の安全を守る。

振り替え納税の町 宣言 (平成6年10月12日)

明るく、住み良い地域社会をつくることは、久美浜町民の願いであり、これを実現することが、ひいては国家社会の健全な発展につながるのもと確信する。このためには、国及び地方公共団体の財政基盤の確立が不可欠であり、租税収入の安定を図らなければならない。国民の義務として納税を正しく履行するためには、正しい申告と期限内納税が必要であり、振替納税は、期限内納税を推進するうえで納税者にとって安全、確実な制度である。よって、久美浜町を振替納税の町として宣言し、納税者の協力を得て振替納税の拡大を推進する。


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