古代王国ロマンの里、久美浜
いにしえの謎の扉を開けると


本願寺 (重要文化財・本願寺本堂)


奈良時代、行基が開いたとされる古刹で、重要文化財に指定されている本堂は、一重入母屋造檜皮葺きで、鎌倉様式の優美な姿。源信(恵心僧都)が復興したといわれ、絵画、古文書など文化財の宝庫です。



円頓寺 (重要文化財・薬師如来像、日光・月光菩薩像)


1400年前、用明天皇の皇子・金丸親王の建立と伝えられ、当時は36坊もの建物がありましたが、度々の火災に遭い大聖院の1坊が本堂として残りました。本尊の薬師如来と日光・月光菩薩は、国の重要文化財。優れた彫刻の仁王像や山門など多くの文化財があります。



湯舟坂古墳 (重要文化財・金銅装双龍環頭大刀ほか2号墳出土品)


昭和56年、湯舟坂2号墳から「金銅装双龍環頭大刀」が出土し、470点の土器類と伴に国の重要文化財に指定され、一躍有名になりました。黄金色に輝く全長1.2mの大刀の環頭に親子龍が向き合い、玉をくわえる意匠は、珍しいものです。



函石浜遺物包含地


アカシア林が続く東西1Km、25haの函石浜遺物包含地から中国新時代の銅銭「貨泉」が出土し、大陸との交流が裏付けられました。かつてこの地は縄文から室町時代まで千数百年にもわたり良好として栄え、大陸の文化技術を受け入れる表玄関でした。



如意寺


行基開山の寺と伝わり、弘法大師の爪彫りといわれる本尊の日切不動尊(十一面観音)と、眼病に霊験あらたかという霊水「閼伽井の水」は、多くの信者を集めています。8月9日の「千日会」にお参りすると千日のご利益があるといわれています。



宗雲寺


永享4年、千畝周竹和尚によって開かれ、愚中派三本山の一つとして有名。天然石に彫られた延命福寿観音像は、高さ10mの見事な魔崖仏。美しい庭(府指定文化財)、玄圃和尚ゆかりの巨大墓石、宝筐印塔など見所がいっぱいです。



神谷太刀宮神社


四道将軍・丹波道主命が武運長久を祈り、ヤチホコの神を迎え奉られたと伝わる神社。また、久美浜という地名の起こりとなった「国見の剣」を祀るところから太刀宮との呼ばれます。境内全域が府指定環境保全地域になっています。



参考館 (元久美浜県庁舎玄関棟)


かつて久美浜は、明治に久美浜県となり、県庁が設置されました。わずか4年でしたが丹後、丹波、但馬、播磨、美作の5か国を管轄しました。この元久美浜県庁舎の正面玄関棟が神谷神社の境内に移築され保存されています。府内最古の明治建築で、代官所風の建物です。



大明神古墳群


代償1基の古墳からなる古墳群で、一部の古墳の表面には石積みが見られます。大和王朝の王族として国造りを行った四道将軍・丹波道主命の墓地とも伝えられています。



蛭児神社


日間宮(水辺の太陽)大明神ともいわれ、四神ヶ嶽に祀られていたものを砂州の先端に移したと伝えられています。安土桃山〜江戸前期、小天橋では5軒の回船問屋が大いに繁栄。当時を偲ばせる千石船の模型が納められています。



遍照寺


力強さにあふれた阿弥陀如来座像は、鎌倉時代前期の仏像。多くの曼陀羅図も保存されています。湊大橋のかかる水路の中、弁天島が浮かび、漁民の守り本尊が祀られています。

熊野神社本宮


古代から神の宿る山として崇められてきた「かぶと山」。その山頂の鎮座する熊野郡の総社。日本四熊野の一社として伝わっています。川上摩須良王が孫娘の比婆須比売命が皇后になったのを祝って、出雲より勤請。熊野の地名の起こりともなったといわれています。





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