久美浜浄化センター完成



 久美浜浄化センターは、国立公園第二種特別地域内になることから環境面、特に周囲との景観にも十分配慮して建設されました。管理棟をはじめ、流入分配棟や汚泥濃縮・汚泥貯留棟、第一中継ポンプ場の屋根は日本瓦になっています。さらに、処理された後の水は日本海に直接放流されることになり、激しい日本海の荒波にも耐えることができるよう、放流管は特殊な工法で日本海沖合約250mまで延ばされました。



処理槽(OD池)

 久美浜浄化センターの処理槽はOD法を採用しています。OD法は下水(汚水)の処理方法の一つで『オキシデーションディッチ法』といいます。 長円形の大きな池に汚水を入れ、ローターでゆっくり循環させます。このとき、池の中に酸素を吹き込み、微生物の働きを活発にして、汚水の中の有機物を分解します。
 この処理方法では広い敷地が必要になりますが、季節によって処理量が大幅に変動する場合でも安定した処理を行うことができるため、季節的に観光客が増える久美浜町には良く合った方式といえます。





マンホールふたのデザイン
一般公募の中から採用されました。


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