2)ロッドマンの笑い声
突然、笑い声が聞こえだした。
「ヒイヒイッヒイッヒヒ・・・・・」
その声は、いままで聞いたこともないような不気味な声だった。
「慎ちゃん起きてよ−」,「健ちゃんおきてよ−」
と、二人を揺り動かすが、二人ともなかなか気がつかない。どうやら相当なダメ−ジを
うけているらしい。
その不気味な声は、次第に大きくなってきた。
「ヒイヒイッツヒヒヒッ・・・・・」と、大きくなっていく。そして、耳をつんざくよ
うな音になった。そして、・・・・・
しかし、その次には、何もしなくなった。
綾は、一層不安になってきた。そして、頭ががんがんしだした。その声の大きさは、
時間がたつにつれて大きくなっていき、消え、そしてまた聞こえだすのだ。
今度は、突然闇のなかに、何か、光った点みたいなものが現われると、少しずつ大き
くなってきた。
2秒、3秒、時間がとても長く感じられる。しかし、確実に大きくなっていく。何や
ら、時間と比例して大きくなってくるようだ。
5秒、6秒、7秒、その姿も大きくなっていく。
そして、「ヒヒッツヒッツ・・」という笑い声も大きくなっていく。
「ロッドマンだ」,「ロッドマンがいる」
と、綾は思った。その姿がはっきりしてきた。ロッドマンが登場したのだ。
問題 ロッドマンの姿を想像してみよう