2−1 水だ!!
そのうちになにか音がしだした。水が流れるような音だ。そして、足が何やら冷た
くなってきた。
「水だ!!」
どうやら三人は、大きな水槽みたいなものの中に入れられてしまったのだ。
水はどんどん入ってくる。足首、膝と順々につかっていく。
「おい、慎ちゃん、どうすりゃいいのさ。」
と、健次はあくまでも明るい。それでもなんとかなると思っているのだ。
「水は、一分間に、・・・・ だから5分で、それで・・・」
と、慎司は、自分の時計のストップウオッチの機能を使いながら、なにかぶつぶつ
といっている。
「慎司くん。どうでもいいから助けてよ。」
と、綾が泣きそうな声でいっている。
それでも慎司は、なにかぶつぶつと言っている。
水はどんどん入ってき、もう腰までになった。
「ひらめいた!!」
慎司はいろいろ考えて、水の深さと、時間の関係を次のように頭のなかに思い浮べ
たのだ。
時 間 (分) |
1 | 2 | 3 | |
5 | 6 | | 8 | 9 |
水の深さ(p) |
2 | 4 | 6 | 8 | |
| 14 | | |
問題 3 慎司君がまだ入れていない所に数字を入れて完成させよう。