2−2 水だ!!
水は徐々に入ってくる。もう腰の辺りになろうとしていた。けれども、慎司は冷静
だった。
「水と時間の関係はこうだ。」
と、慎司は言い出した。そして、
「これがはっきりとわかると、ここから抜け出せるかもしれないぞ。」
と、ぽつっといった。
「その関係てなんだ。水と時間にどんな関係があるのさ」
と、健次は、尋ねた。
「そうよ、そうよ。そんなことを考えて水がとまるの。それよりも、どっか弱いとこ
ろを見つけて、足でみんなでけった方がいいよ」
と、綾も言う。
「よく考えてみて、時間が1分ふえると、水の深さは2センチふえるだろ。だから2
分では4センチ、3分では6センチ、4分ではでは8センチになるだろ。」
と、慎司は説明していく。
「わかった!!水の深さは、いつも時間の2倍になっているんだ!!」
と、綾が大声をあげた。
「そうか、時間が2倍になると、水の深さも2倍になるんだ。同じようにふえていく
んだ。」
と、健次もようやくわかったようだ。
「つまり、ここでは決まった数だけふえているんだ。その決まった数はなんだ。」
と、慎司は冷静だ。
補充問題をやってみよう。
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