バッテリーカー




さてどうする? 21世紀!

今年は2001年 そろそろこのシリーズも終わりに近づいているような気持ち。
でも!今年のネタがないのだ!12月に入ってもふさわしい乗り物がなにもない!
やっぱり、21世紀に向けて乗り物も相応のモノで参加したいと、、、。
となると、何かぶっ飛びのものか、もしくは、初心に戻り、ここは襟を正し正統派で行くか、、、

ぶっ飛びなら、光岡自動車あたりの原付カーか、建設作業車の、モーターグレーダーやロードローラあたりをレンタルするか、、、?でも大型の免許はあるが、特殊の方はない。いっそ免許取りに行くか、、、?まてよ耕耘機でもいいなあ、できれば引っ張るやつなんかつけて後ろでは七輪で魚なんか焼きながら、、、、。それがありなら(ありか?)ユニック付きトラックに、コンテナハウス乗っけてキャンピングカーに仕立てるのもいいなあ、、、なんていつもの楽しい空想が始まると、もう終わらない、、、一応、僕はライダー バイク乗りの心意気ってのも捨てがたいし。
現実問題、自分の周りのモノで考えると手持ちの乗り物で行ってないのは、もうベスパのサイドカーしかない。
これになるとモノがでかいのでトランポの問題も出てくる。 今回も家族で行くため、車中泊もあるのでトラックでは行けない。(たぶん)
となると、、初心に戻ってモンキーと言う手も、、。
今あるのは4リッタータンクのJの初期型になる。 タイヤは、ブロックパターンで申し分ないが、、。
今回何年かぶりに、VFもエントリーすると言っているので、ホントにVFが行けたら、モンキーとVFで初めて成功した年と同じバイクの組み合わせに、、、 これも良い区切りになるか、、、。今年で終わりになるかもしれないし、、、
モンキーは前回楽勝で行けたので、もう準備は何にもしなくてもいいやんか、 などととタカをくくっていました。
そんな12月の中頃、持病のの病気!再発 解体屋で車のお買い物!!
その解体屋のヤードに、じいちゃんなどが乗るバッテリーカーがほかしてある。
付いているキーを回すと、バッテリーのメーターがフル表示。
見た目は事故車のようだが、なんかいける予感!
「待てよ!これって今年のネタとちがうん?神様からのプレゼント?神様のメッセージ?」 車を買ったついでに、「これもちょうだいね!」と言ってこいつもらってきた。

早速うちに持って帰り、チェック! モーターは動くことは動くが、タイヤがボディにあたり、いろんなところがひん曲がっている。
事故車、死んだのか?霊がのりうつってないか?
考えない考えない、俺は環境に優しい再生野郎!直して乗るのが生き甲斐なのさ!
もう頭の中では、雪の中、電動カーが走っているところを想像してしまう。
単純な私、、、。
ホントにこんなバッテリーカーで、長距離はしれるのか?
とりあえず、曲がったり歪んだところを、外しトンカチでどついて修正 走るようになれば、とりあえずバッテリーの性能はどれぐらいか、実際走行実験をしなくてはいけないのだけど、近所乗って走るのがこんなに恥ずかしい乗り物だったとは、、、、。
20分も走らせることが出来ない。こんな事でどうする!こんな事では21世紀に向かっての画期的なプロジェクトも「恥ずかしい」という個人的な感情で妨害されてしまう。
でも次の日も、やっぱり2−30分しか走れない。
だって知ってる人に出会ったら、なんて説明する?!
20分ほど走っても、バッテリーの表示が変化ないので、まあ最低でも、 これの3倍の1時間は走れるだろうと考える。
ここの製造元 四国製作所に、性能を問い合わせようと、 町中の介護用品の店や104やインターネットで調べても、会社の連絡先がわからない。
モーターの出力や、基本性能など聞きたいのに、、、。
どうももこの手の乗り物はセニアカーと言って、スズキがシェアをひろげているよう。
結局出発当日まで、モンキーは最後の砦としてキープしつつ、バッテリーカーの可能性を探り出す。
やさしい電気入門などどいう、小中学生レベルの参考書やテスター 片手に、あーでもないこーでもない、仕事中も上の空で、帰ったらこうしてみようと、アイデアを思いめぐらす。
バッテリーのままでは、航続時間に限界がある、どうにかしてこれを延ばしたい。
手持ちの物で、何か良いものは、、、、?とりあえず充電器と発電器がある。
たまたま僕の車用充電器は24ボルト、セルブースト機能も付いている、フル装備! こういうもの買うときの基本は、値段につられず、機能に余裕のあるものを買うことを心がけるようにしているので、今回助かった。
発電器は、だいぶ前に、何となく中古で買った、テキ屋が持っていそうな小振りのもの。
発電器で、100ボルト焚いて、それを充電器て24ボルト発生させる案。
出発の2日前にはほぼ、だいたいのセッティングが出来、いよいよ実験の本番! 3輪のバッテリーにつなげ充電器のスイッチ押したら、作業場の明かりが暗くなり、 充電器から変な音が!家のブレーカー飛ぶ寸前!
色々バッテリーのつなぎ方を変えていたので、配線ミスでした。
気を取り直し翌日、発電器に充電器に組み合わせ、機器の様子を見ているとなにやら変な臭いが! 慌ててコンセント抜くと、バッテリーカーから青い火花が!バチッ!!
「やべぇ〜」時すでに遅し、、、。カーのトランスが焦げてしまった!
「ここまできたのに、なんでぇ〜」明後日の夜には、フェリーの人なのに、、、。でも、しかし、やっぱり、どうしても、あきらめられない。
何が悪かったのか?発電器のボルト計ってみると、150ボルト近くある。
これかしらん、発電器の出力の調整が狂っているのか? トランスをよく見ると、確かに焦げたけど、これってただのコイルのようなものだし、まだ致命的なトラブルではなさそう。
コンセント抜いたときに、電流が変に流れたか?
もう発電器の100ボルトからは、バッテリーカーに直接電源とらないことにする。
発電器100ボルト→充電器24ボルト→バッテリーとつないで、 様子を見る、充電器の針は黄色の「やや注意」からゆっくりと、緑の「充電中」に入っていく。電流は安定していそう。
これで走り出すと、針は電流が流れすぎの、注意に行くが、これなら範囲内かな?
坂道などでは、負荷がかかり、針は赤の「危険」まで行くが、振り切れるほどではない。
これで良しとしよう、もう時間がない。
おまけの装備に、以前トラックに付けていた、フォグランプ(ポジション?)をカゴに取り付けて、吹雪用に対応。 、、、、と今回は準備段階で、一こま目が終わる。引っ張りますねー
そうなのです、実は今回中身があまりない?!ホント?次回に続く、、、、。
つづく!




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