簡単な手順
1 煮汁を作る(染める材料(布)の重さの20倍。但し布がしっかり浸る量が必要。)
2 染め液に、先に濡らした布を入れ約30分煮る。
その間十分布にまんべんなく液が染みるように何度か揉む。
3 布を取り出し媒染の必要な物は媒染液につけてしっかりと揉んで液がまんべんなく染みるようにする。(約30分)
媒染の不要なものは水洗して干す。
4 媒染が済んだら、一度水洗し、そのまま干す方が良いものと、もう一度染め液に入れた方が良いものとあるので、試して下さい。
媒染について
媒染剤とは、布と染料をしっかりと結びつける働きがありますが、組み合わせによっては色を離してしまう場合もあるので、これも試して下さい。
種類は鉄、銅、クロム、アルミ等の金属系のものや灰や石灰等もあります。
この媒染の種類によっても色が変わってきますので、いろいろやってみるのもおもしろいです。
しかし、容器がこの系統の金属だと、それが媒染の働きをするので、影響のない、ステンレスやホーローをの鍋を使いましょう。
模様付け
木綿の薄手のハンカチ(染色用に売ってある)を使いました。 | |
ビワの葉の煮汁
ビワの葉を煮ると、こんなに赤い色になるなんて、びっくりしました。 | |
ソヨゴの葉の煮汁
6月の初めにも、ソヨゴでやったのですが、
その時はもっと濃い色が出ていました。 | |
キハダ樹皮の煮汁
キハダは「黄膚」と書くように、樹皮の内側は、真っ黄色です。 | |
ビワによる作品(絞り入り)
染めが濃いので、絞り模様がしっかり見えて良い作品になりました。 | |
ソヨゴによる作品
前回にやったときより少し薄いですが、紫色に染まります。 | |
キハダによる作品
ちょっと薄かったです。先媒染が良くなかったのでしょう。 |