How many _ ? のコミュニケーション活動
兵庫県豊岡市
谷口 裕
"How many _ ?" の導入をすませたあと、""How many _s do you have?" のコミュニケーション活動をカードゲームで行った。いわゆるカードの数を競い合うゲームである。この種のカードゲームはいろいろなバリエーションで行っているため、生徒たちにとって理解しやすく、スムーズに活動できた。
準備物
@ カード(約100枚準備した)←クリック A 賞品
<説明1>
カードを拡大したカードボードを黒板に掲示する。
手元のカードを見てください。左側に Yumi, Ken, Mike, Nancy, Bob の名前が書かれています。それぞれの名前の横に書かれている数字は、pets, comic books, video games, CDs, purikuras を持っている数を表しています。
<指示1>
左の人物の名前を一つ選び、鉛筆を使ってまるで囲んでください。
鉛筆を使わせるのは、最後に回収するとき消すことができるため。カードは担当した全クラスで使うようにしている。
<説明2>
ルールを説明します。
教室の中を歩きまわり、だれかとじゃんけんをしてください。
じゃんけんで勝ったら、"How many pets do you have?" などと質問してください。
相手は自分の選んだ人物のところを見て、 "I have two pets." などと答えてください。
この質問と答えのやりとりを2回してください。じゃんけんで勝ち質問側になった人は、"Are you Ken?" などと質問して相手を当ててください。当たったら相手からそのカードをもらってください。できるだけだくさんカードを取った人が勝ちです。
手元のカードがなくなった人は私のところに来てください。1枚渡します。
下の会話のパターンを黒板に例示し、生徒を一人を使ってこちらとデモンストレーションをして見せた。TTの時にはALTとデモンストレーションをして見せた。
A: How many pets do you have?
B: I have two pets.
A: How many CDs do you have?
B: I have thirty-five CDs.
A: Are you Ken?
B: Yes, I am. / No I'm not.
<指示4>
では、全員起立。時間は5分間です。スタート!
この種のコミュニケーション活動は、必ず立った状態で行わせるようにしている。
ゲーム終了後、何枚のカードを獲得したかを挙手で確認した。このと、"How many cards do you have? Two cards? Three cards?" などの表現を使った。(タイムリーであった!)多い生徒で6枚であった。
この活動はここ数年間に数回行った。いつもスムーズに楽しく行われた。ここに掲載した「説明」、「指示」は日本語であるが、英語ですべて行ったこともある。
なお、この活動においては、カードゲームを数多く実践されている瀧沢広人先生の著書「英語授業面白ゲーム集」、「続・英語授業面白ゲーム」(明治図書)を参考にさせていただいた。