過去形(不規則動詞) の導入場面(2)
兵庫県豊岡市
谷口 裕
不規則動詞である"go"を用いて、不規則動詞の過去形を導入してみた。
なお、この実践をするにあたって、『英語指導ハンドブック@導入編』(大修館書店)の『168過去時制(不規則一般動詞)・・・【A】』を参考にさせていただき、私なりのアレンジを加えた。
「過去形(不規則動詞)の導入場面」も参照されたい。
<導入の流れ>
A君を指名し、窓を指しながら。
A-kun, go to the window.
A君が窓にむかって歩いている。そのとき、学級全体に向かって。
He is going to the window.
A君が窓に到着し、立ち止まったところで。
He went to the window.
ドアを指さし、A君に向かって。(以下、上記と同様。)
Go to the door.
He is going to the door.
He went to the door.
黒板を指さし、A君に向かって。(以下、上記と同様。)
Go to the blackboard.
He is going to the blackboard.
He went to the blackboard.
<板 書>
He went to the door.
go の過去形
規則動詞 play - played use - used
不規則動詞 go - went speak - spoke meet - met
<留意点>
規則動詞の過去形は既習事項である。規則動詞は"ed"や"d"を付けて"語尾を"ed"の形にする、ということと、不規則動詞はそうではなく違った形になる、ということを例示してまとめとした。
教科書に掲載されている「不規則動詞活用表」を開かせ、"get"、"see"など既習である不規則動詞の過去形を表から確認させた。「これまで学習した動詞で、この表にないものは規則動詞です。」と言って、表の活用の仕方を指導した。「不規則動詞活用表」の使い方を指導するのも、ここでの大切なポイントであると思う。