授業中の一斉音読指導

兵庫県豊岡市
谷口 裕

 教科書の本文をしっかり音読できることは、英語学習において最も基本的なことである。各自で個人読みができる以前に、学級全員での一斉音読をしっかりとさせたいものである。
 しかし、授業中に何度も同じパターンで繰り返し一斉音読をさせると、生徒たちは飽きてしまい、授業にしまりがなくなってしまう。そこで、私は一斉音読指導を行うとき、何種類かの方法を用いて
変化をもたせている音読する英文は同じであっても、音読の仕方に何らかの変化があると、生徒たちは飽きることなく同じ英文を繰り返し音読しようとする態度が見られる。

 次の<1>から<3>が私の一斉音読指導の基本形である。


<1>教師の後についてリピート

 一文ずつ教師の後についてリピートさせる。最も基本的なもの。

<2>Read and Look up

 文字を見ながらの音読と、覚えた1文を空で読む。いくつかのヴァリエーションがある。詳しくは 「Read and Look up 読み」を参照されたい。

<3>文頭の単語から英文へ

 教師が文頭の1語から2語をキューとして与えてやる。生徒たちがその英文を音読する。教科書を見ながら、あるいは何も見ずに行う。


<留意点>

 時間、授業の雰囲気、また本文の文体(会話文、論説文、物語文)などにより、<1>と<2>、また<1>と<3>など2つを選択することもある。また、板書を利用した一斉音読、ピクチャーカードを利用した一斉音読などを取り入れることもある。

 <1>の活動が終了したあと、個人読みをさせ、机間巡視を行う。個人読みについては、「全員起立。声に出して3回読みなさい。」などの指示を出す。起立をするだけでも生徒たちにとって変化があってよい。適度な緊張感もできる。

 <1>の活動の中で教科書準拠の指導用CDを適宜使っている。教師の後についてリピートするのとなんら変わらないように思われるが、生徒たちにとっては変化を感じるようである。

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