登記所とは

登記所とは

 綾部登記所や京都登記所といった○○登記所という名称の役所は存在しません。 

 法務省の地方支分部局である法務局および地方法務局並びにその支局および出張所では、不動産の登記や会社の登記の申請を受け付けたり、土地、建物や会社の登記簿の謄本等あるいは会社の代表者の印鑑証明書を交付したりしています。

 この法務局(ex.大阪法務局)および地方法務局(ex.京都地方法務局)並びにその支局(ex.京都地方法務局福知山支局)および出張所(ex.京都地方法務局綾部出張所)「登記所」といっています。

 

登記所の統廃合

 登記所は、平成7年7月には全国で1003ヶ所ありましたが、統廃合が推し進められており、平成11年7月には885ヶ所となっています。

 国は、登記所の数を平成17年度ごろまでに全国で500ヶ所程度にしたいようです。

 我が国では、契約等に実印や印鑑証明書が欠かせませんが、登記所が統廃合されることにより、土地、建物、会社等の登記簿謄本や印鑑証明書を取得するのに遠くの町に出かけて行かなければならなくなり、どんどん不便になっています。

 地域住民の利便性等を考えずに地方を切り捨てる統廃合に対しては、多くの行政訴訟や民事訴訟が提起されています。

 

登記のコンピュータ化

 現在、登記のコンピュータ化が着々と進められています。

 法務省は不動産の登記のコンピュータ化を平成16年度末までに完了させたいようです。

 コンピュータ化されない登記所は、すべて統廃合により無くなってしまうのでしょうか?