●豊岡市の特産品

| 豊岡かばん | 杞柳製品 |

豊岡かばん
 本革以外のかばんでは日本一の生産高を誇る 「豊岡かばん」の起こりは、伝統産業の杞柳を源流として生まれたものです。
 明治の中期に三本革バンド締めの柳行李に工夫が加えられ、 ウルシを塗りその上に錠前を取り付けることを考案して「新型鞄」として世に出ました。 これが豊岡かばんの起こりといわれています。現在は消費者ニーズの多様化、 デザインの高度化が求められており、 次第に天然皮革を使用した鞄づくりへとシフトしてきています。


1.沿革および特色

 豊岡地方では、江戸時代より発展していた杞柳産業を基盤に大正末期から昭和にかけて ファイバーかばんが製造され始めた。柳行李の販売網に乗って、急速に伸び、 昭和10年頃には当地の主産業になった。
 原材料不足で大戦中は中断したものの、戦後の復興は早く、ミシン縫製の導入、 オープンケースの考案、新素材としての合成皮革・ナイロンなどの活用など、様々な改革を行った。 今日ではこれらを素材とする鞄類の生産では、全国の80%を占めている。また、産地は「メーカー」、 「産地問屋」、「かばん材料商」、「下請」による構造となっている。
 昭和52年に始まった円高によって昭和53年度の生産高は最低を記録した。 しかし、産地復興事業の実施、活路開拓による世界市場調査、デザイン開発、 海外での見本市の開催等、活性化に努めた結果、最近では異業種との交流が積極化し、 販路開拓、新製品開発などで成果をあげてきた。
 しかし、最近の円高の影響により、輸入品との競争が激化し、国内向け出荷数量が減少した。 それに対応するため、産地では、集積活性化法に基づき、平成7年から生産工程の合理化、 新商品の開発などを推進している。近年は単にかばんの生産のみならず各種の容器など、 あらゆる分野への取り組みや、天然皮革素材の活用が進められている。
 また平成6年の「豊岡・世界のかばん博」開催を契機に、国際かばん都市の創造を目指して、 豊岡産地の情報発信に努めている。


2.企業数、従業員数、生産高推移

年   次企 業 数 従 業 員 数 生 産 数 量
(千 個)
生 産 金 額
(百万円)
6   年175  1,584 9,410  21,045 
7   年171  1,430 8,486  18,163 
8   年168  1,385 8,458  19,985 
9   年166  1,351 6,223  16,244 
10   年157  1,216 6,245  15,231 
11   年152  1,201 6,071  14,075 


3.製品別生産状況

  (10  年)(11  年)
製 品 名 数  量
(千 個)
金  額
(百万円)
数  量
(千 個)
金  額
(百万円)
鞄 ・ 袋 物4,879 10,996  4,824 10,484 
箱 物・枠 物840 2,561  803 2,352 
そ  の  他526 1,674  444 1,239 
6,245 15,231  6,071 14,075 


| BACK | 豊岡鞄協会 |