城崎麦わら細工は、江戸中期に因州(鳥取県)の者が湯治に来た際、麦わらを多様な色彩で染め、玩具に張り付け、浴客の土産としたことから始まった。このアイデアが人々の興味を呼び、売れ行きがよかったため、いろいろな工芸品が考案された。
今日ではひの模様は精巧な小筋模様のほか花鳥、山水図等もあり、工芸品としてその持ち味が高く評価されている。